言葉は借り物

どうでもいい女子大生のブログ

2022/10/4

自己実現とかよく言うけど、自己ってなんだろう?本当に自己なんてものが存在するのかな?内面の自覚が個人を形成したとN先生は言うけれど、内面って一体なんだ?

私は"自己"とか"内面"とか、人間の心、意識ってものをAIちっくに捉えたくなる。

それは認識のブラックボックスであったり

今までの人生経験から編み出されたプログラムであったり

外にある膨大な電波の一部を受信するアンテナである。的なね。

こんなことを芸術家に言ったらめっちゃ非難されそう。人の心を画一的に捉えたくなるのは、自己を理解できない恐怖に怯えた私の甘えなのではないか。("甘え"という言葉がキツいなら、"防衛策"と呼ぼう。)

2022/10/2

チェンソーマンのアニメ始まりますね。私は漫画は初見でサラッと通読した時はあまり刺さらなくて、なんでこんな異様に流行ってるのかピンとこなかったのだけど。それはそれとして、世間でのチェンソーマン人気(タツキ人気?)は爆発的で、アニメもすごく気合が入ってるみたい。opは米津だし。週替わりエンディングテーマにsyudouがいるので楽しみ。

実は私はsyudouのファンなんです。うっせぇわはテレビで流れているのしか聞いたことないけど、syudouの出しているアルバムはどれも何周も聴いた。ダークファンタジックな音楽は異世界に迷い込んだ気分になるのに、等身大の歌詞は、尖った友達の愚痴を宅飲みで聞いてる様な気分にもなる。syudouの歌詞にはすごく人間を感じる。

偉大で目新しい思想は、特に無い。しょうもなさしか無い自分。それを自覚する自分を遠くから見ている自分。を見ている自分。のような、感情直通のマグマのようなワードが並ぶ歌詞とは反する冷ややかな目線がある。自意識の洪水に押し流されてまあそれでも良いかという退廃的な気分と恥ずかしさ。恨めしさ。

 

アナタが残した言葉なら

それでも構わず受け止める

今馬鹿みる覚悟の愚直さで

仮面を脱ぎ捨て歩き出す

 

チェンソーマンのエンディングテーマ楽しみだなぁ〜。結構叫ぶ系らしい(叫ぶ系とは?)ので本当に楽しみ。syudouのシャウトでしか得られない栄養素がある。こういうこと大声で叫んでみたかったー!(けど自意識が邪魔して言えなかったー!)ってことを平気で叫んでる。

のに、彼はちゃんとポップスターなんです。(だからこそポップスターなのかも)

尖ってるのにみんなに愛される人っているけど、本当にすごいよ。尖ったまま愛されてーーーよなあー!!!とがりは、決して誰かを傷つけることばかりではないのです。尖りは弱さであり、愛されポイントでもあるのですね。

 

勘違いの言葉をまだまだ叫んでくつもりですが

笑っちまう様なサマも

アナタなら愛してくれますか?

 

2022/6/20

この間の日記の続き

皿洗いも洗濯も人生の虚無を象徴する生活行為である。なんの罰ゲームで人生をやらされてるか分からないが、おそらく「生誕」の罰なんだろうと思う。でも私は私の意志で自発的にこの世に生まれたのではなく、生まれさせられたのだから、この行為の責任を負わされるのはおかしいんじゃないか。と思ったけど、そもそもゲームのようにこのような重さの罪があるからそれに応じてこの重さの罰を与える、という人工的な考え方を自然(生まれて死ぬのは自然の摂理)に適応できると思っているのが間違っているのかな。と考えたり。

そもそも生誕して人生をやらされるのは一方的な暴力のような、不条理なものなんだから、私のゲーム的な論理なんて通用しない。合理性の外側に存在する圧倒的で一方的な暴力なんだから、もう納得するしかないのよ。ケチをつけても論理は自然に通用しない。オーバーテクノロジーが一見自然を論理的に牛耳ったかのように見えても、実際地球は温暖化しているんだし、自然から資源を搾取するのも限界が近いと言われてる。

妹から手書きの手紙が来た。アナログでものを書くと文章の大規模な修正が大変だし、書くのも面倒だから余計な情報がどんどん削ぎ落とされて、あるいは必要な情報も削ぎ落とされて、結果的に内容に余白を持たせた文学的な仕上がりになる(気がする)。字は下手ですが、早速返信を書きます。

 

2022/6/17

朝6時に起きて洗濯を回して皿を洗う。洗濯も皿洗いも、栓のしていない浴槽に水を入れ続けるような虚無の営みである。生活は虚無である。ニーチェ永遠回帰にしたがって、この虚無の営みを受け入れる。できるのか、そんなこと。私に。

そもそもこの宇宙は地球の誕生から終わりまで何度も何度も繰り返しやってきて、私たちの同じ人生も何回も何回も再現されるってなんの罰ゲームだよ。罰ゲームというか地獄というか最悪を超えて思わず笑っちゃう。笑える。だから私にとっては永遠回帰という考え方はわりと受け入れられるものなんだけど、でも大事なところがまだ分からない。なぜ、私たちは"罰を受けなければならない"ことになってしまったのか。一体何の罰なのか。この世に生まれてきたことか?でもこの世に生まれるということは私の能動的な行為から来るものではない。自発的なものじゃない。なぜ私が私の生誕を罪として、またその罰として生命の責任を負うのか。誰か説明してくれ(他力本願)。

うちは洗濯をベランダに干せないからいつもお風呂場で室内乾燥かけて干してる。だからバスタオルの洗濯をする日は大変なんです。(今日はバスタオルを3枚も洗濯)

それにしても、昨日眠ったのは3時ごろみたいだけど、私は三時間しか眠れていないのか?入眠が難しいほかに中途覚醒まで、勘弁して欲しいものですわね。。

家事がひと段落ついてから幕末志士(ゲーム実況者グループ)の坂本さんの朝活配信を聞く。

そのあと何故か急に寺山修司のことが気になりだし、好事家ジュネ様の解説動画をYouTubeで見る。なんて分かりやすくて勉強になる解説動画…!

寺山修司の著書も演劇の作品も短歌も読んだことがなくて、でもやっぱ一生涯かけても治らなそうな厨二病を患っているので、鬱屈した若者たちのカリスマ的存在と呼ばれる寺山の著作物や作品はずっと気になっている。

 

東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京

書けば書くほど恋しくなる

 

━━━━ 寺山修司『誰か故郷を想はざる』

 

 

あと昨日聴いてた相対性理論

 

妄想して 東京はよいとこ

妄想して 一度はおいでよ

妄想して はなやしきgogo

妄想して 夢と消えた都

 

━━━━ 相対性理論《帝都モダン》

 

東京あるある

・なんでもあるのになんでもないがち

 

個人的RADWIMPS 5選

選者はリリシストのわたくしtapi893です。

RADWIMPSといえば洋次郎の性格の悪さが世の中に轟いていることと思いますが(ごめん)、音楽性やリリックにも洋次郎が抱える全世界に向けた悪意が滲んでいると私は感じています。私にとって、そもそも世界は悪意に満ち満ちている。人類が刻んだ歴史も、私が現在生きている日々もそれの証左に思える。そして世界の悪意に常に晒されながら生きている私は、当然この世界に向けて悪意を抱えることになる。だから私は洋次郎の歌詞にはかなり共感するところも多いです。好きな歌詞と音楽をピックアップしました。

 

  1. 洗脳 

なぁ 俺が病気だって言える根拠なんかあんのかい

別にあんた喜ばすために生まれてきたんじゃない

あんただってそうでしょう 臭いものに蓋しよう

信じたいものだけを信じて生きてきたんでしょう?

 

小と中と高で必死こいて手に入れた邪険と偏見と穿ったその思考を取り払うのにもひと苦労

さぁ今日からはどうしよう 畜生

有象無象もう騙されやしないぞ

 

洗脳はMVもかなり好き。本当に素敵な感じ。彼らは一応ロックバンドなのだろうけど、RADにはなんていうか、保守的な美しさを感じるし、貧乏で苦労してた時代もあるとどこかで聞いたけど、貴族ちっくな雰囲気を感じる。泥臭さがあんまりないっていうのかな。

全世界に向けた悪意も苛立ちも、クールで優美に詩を展開して表現しているから、そこに気高く優雅でありつつ、いつも人を見下している貴族の余裕ぶっこいた態度を感じるというか。

 

洋次郎は日本の教育にアンチっぽい立場を取ってると思ってたけど、2018年には卒業式の定番ソングになりそうな「正解」っていう感動的な合唱こみの曲をリリースしてる。私たちの世代の定番はレミオロメンの3月9日で、こちらも好きだけど、あと遅く生まれて来たらRADWIMPSで卒業式歩けたのかしら(まあ卒業式の退場曲の選曲など死ぬほどどうでもいいが)(どうせ情にアツいタイプの体育教師がイニシアチブを取って選曲してるんだろう)

 

2.五月の蝿

空が蒼いように花が散るように君が嫌い

他に説明は不可

 

まじでこの歌詞好き。パンチラインすぎる。

こんな簡潔に短い言葉で悪意を表現できるんだ。Twitter得意そう。(炎上してましたよね?)(ほな下手か〜)

 

3.DADA

この曲とっても好きなんです。後で紹介するけど、歌詞だけ読むと悟った風で冷めててニヒリズムに陥ってる雰囲気のある曲なんだけど、音楽は結構激しくてmad(怒)な感じで、あぁ、洋次郎は怒ってるなって私は思う。最初の数小節はスネアのマーチみたいなロールのソロがあって、マーチって行進曲だから、わたしたちを歩かせるような、煽動するような雰囲気がある。そしてマイクを持った洋次郎のありがたい真実のお告げが始まる。

 

生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しも死ぬ時が出口

生きてることそれこそ回り道 長い暇つぶし そのものが命

なのに なぜに我先に 向かう先は出口とも知らずに

一抜けるために日々自分探し ならぬ肝試し しまいにゃ恨めし

ニヒリズムが充満した歌詞。

 

どうなってんだどうなってるんだ

あんたもう黙っておくんな

どうなろうがなんだって言うんだ

そんなこった知ったこっちゃ

ないんだこっちゃ なんだっていいんだ

エンヤコラ やんのかこら

ハッケヨイでさぁさぁノコッタ

 

なんかずっとMV見てたら洋次郎がイケメンに見えてきた……

 

 

4.実況中継

「もう無理 、不可、否 こんな場所に1秒だっていられるわけない

今必要なのは酸素じゃない ここにないこの世のどこにもない 

死んだら負け しるか黙れ 今更勝つ気などあるかよボケ」

それな

 

 

5.狭心症

最後に私の個人的な思い出の深い曲を。

そりゃ色々忙しいとは思うけど

主よなにを雲の上でボケっと突っ立ってるのさ

子のオイタ叱るのが務めなんでしょ

勇気を持って 拳を持って

好きなようにやっちゃって

 

見なきゃいけないなら僕がいけないなら

目蓋の裏にでも貼っといてよ

生まれた時にさ へその緒の前にさ

そうまでして逆らいたいなら

僕が嬉しい時も気持ちいい時も

瞬くたび突き落としてよ

だってじゃないとさ忘れてしまうから

僕の眼は二つしかないから

 

私が世界で1番罪深く、醜い存在であることを母は何度も大きな声で何回も何回も教えてくれた。私は車の中(つまり逃げ場がない場所)で母に怒鳴られる時はきまってイヤホンとこの曲で耳栓をした。

 

この耳が二つだけでよかったな

世界の叫び声がすべて聞こえてしまったら

僕は到底息ができないから

僕は僕を 幸せにする機能で

 

いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい

いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい

いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい

 

 

沢山書いて疲れた。。

中学生高校生の頃はRAD沢山聞いてたな。今でもたまに聴きかえす。個人的にはメジャー邦ロック界のダークサイドだと思ってる。最近の曲は聴けてないんだけど、いいのあったら教えてね。

 

2022/6/10

病院に行ってお薬をもらってきました。いつものメンツ(マイスリー ルネスタ)はそのままで、寝る前に飲んでいたデパスが退場してレンドルミンが新しくやってきます。レンドルミンは口腔内崩壊錠と言って口の中でやわらかく崩れていくラムネみたいな薬。(味は全然ラムネじゃないよ)

あと日中の薬にエビリファイ錠という知らない名前の薬を処方してもらって、次回の来院予約をして終了!つかれたー。

 

デパスはSteamで販売されてる『NEEDY GIRL OVERDOSE』というシュミレーションゲームに出てくるメンヘラ配信者「超天ちゃん」の中の人である「あめちゃん」愛用のお薬である。(ややこしいな)

あめちゃんが自分と同じ薬を飲んでいるのに多少親近感を覚えていたから、デパス退場は少し寂しい。と言っても、私が飲んでいたのは寝る前にほんの少しの量だけで、デパスの魅力には気づけず仕舞いでした。それで良い。

 

帰りに丸善に寄ったら『哲学の解剖図鑑』が大量に置いてあったので一冊買った。推してるのかな。この本は古今東西の哲学者(と言ってもほとんど東洋は出てこない)の見解を「死」とか「時間」とか「芸術」などのテーマで章立てし、まとめたもので、文章も優しいしどのページもポップなイラストが満載で俄然読む気になれる。『解剖図鑑』だからね。

 

 

 

2022/6/7

電車で流れている電子板のニュースで坂本龍一がステージ4の癌であるのを知った。あんなに綺麗な音楽を作る人ももうすぐ死ぬんだなと思う。モーツァルトも死んだし、死神がやってくるのには、美しい音楽を作れるとか関係ない。

こんなにカワイイ私だってそのうちいつか死ぬ。カワイイとか関係ない。

この電車の中で立ってる人も座ってる人もみんな等しく死んで、みんな葬式を挙げるのだろう。一人につき一回ずつ葬式があるのなら、ここにいる全員を埋葬するのに何回の葬式が挙げられるんだろう。

そんなこと考えながら車内を眺めるとみんななんとも呑気そうで、私なんかハッピーなギンガムチェック柄のスカート(メイドさんみたいな形のスカートでカワイイ。クロチャで100円で購入。f.i.n.t.)履いてて、あまりに呑気で、死の予感を一切感じさせない。(あー服の話したくなってきた)

 

そういえば今日は授業でハイデガーをやりました。ハイデガーは死について優れた分析を残しているそうですが、私の稚拙な文で説明するのは手に余るので割愛します。